日ハムの敗戦理由は | 元プロ野球選手がニュースから考えてみる

日ハムの敗戦理由は

月曜はホント嫌ですね。
完全なるサザエさん症候群だ。

「情熱大陸」を見終えると、妙に暗くなる・・・・。

毎回こんなこと書いているけど・・・・スンマセン

さて、昨日の試合で面白いことがあった。
それは、中日ー日ハム戦。

ゲームは5回まで、6-0で日ハムリード。

完全なる日ハムの勝ゲーム。

でも終わってしまえば、中日の大逆転勝利。
7-6でひっくり返してしまった。

まぁ、中日の底力と言えばそれまでだが、僕が思うに一つ
大きなミスというか、余計なことが、中日に大きな力を
呼び込んだと思う。

では、「江川な人」(日テレでやってて知ってますか?)
です。

その原因とは。

それは5回の日ハム攻撃で、スコアは6-0で大量リード。
2死ランナーなしで、打者は投手の江尻。

普通、ここは、三振か淡白でおわるところ。
次回からは、1番からだし、ピッチングに専念することが大切。

しかも、下手に打球につまって、指がしびれれば、投球にも影響する。

だが、江尻は粘る。 
フルスイングでファールの連続。
最終的には、詰まったセカンドゴロ。

これ、間違いなく次回に影響するなと僕は読んだ。

パの投手は、通常バットを握ることなんてない。馴れてもいない。
どれだけ、ボールの衝撃が指にかかってくるのかわかっていないだろう。

というのも、僕もパからセに移籍した時、キャンプでバント練習をし始めた頃、その夜から次の日まで、手が震えていた。
メシ喰うのも一苦労でした。

最初、訳がわからず、「これって、アル中?、血行障害?」
と真剣にに悩みましたもん。

これぐらい影響あるってこと。

もうひとつある。これが一番だとも思うが。

それは、このスコアから、江尻が執拗に粘ったこと。
通常、不文律というのが、あり、粘らず三振することが球界の掟だ。

点差もあるし、次の回は一番から。
なんで粘るかな?

これでおそらく、捕手の谷繁はじめ、中日ナインが奮起したはず。
「なんだ、こいつ。ふざけやがって!ならば、こいつをマウンドから
 ひきずりおろそう」なんてナインが一丸となったのだ。

こういうケースってよくあるんです。
妙にチームがまとまるケース。

それを、江尻がやっちゃったんです。
「もったいない」。

日ハムの昨日の敗戦が、シーズンのキーポイントになるかもしれん。
江尻もあと、この勝利を逃がしたことで、二桁に届かないかも知れない。

ホント、流れを変えた、余計な行動。
年に一度ぐらいしかない試合だった。